以前の記事で会計には「財務会計」と「管理会計」の2種類があり、会計を経営に活かすためには管理会計の習得が必要であることをお伝えしました。
参考記事 : 経営に活かす会計
今回も管理会計について掘り下げてみましょう。
管理会計とは「考える」会計である
財務会計では過去情報を外部関係者に正しく伝えるため、法規制がしっかりとしています。
ex : 会社法、金融商品取引法、会計基準、指針、税法
財務会計では、膨大な量のルールを「知る」ことが大切です。もちろん、常に覚えておくことは不可能ですが、「こんな法律があったな」と脳内検索に引っかかるかどうかが勝負ということです。
要は暗記物ですね。
一方、管理会計は社内で使用するものですから、法規制やルールは特にありません。
会計のようにルールが決まっている仕事をしている方ほど、「ルールがないとどのように運用したらいいか分からない」と考えてしまいがちです。
では、どのように管理会計を運用したら良いのでしょうか。
その答えは、「貴方の会社がどのような経営をしたいのかを明確にすること」に尽きます。
同じ業種や同じ規模の会社であっても目指す方向が違うのであれば、管理会計との関わり方も違ってきます。
会社の目指す未来はどのようなものか「考える」
戦略、戦術をとるのか「考える」
そのためにはどのような数値目標が必要か「考える」
何を計算したらよいのか、計算結果は何を意味しているのか「考える」
暗記と思考、財務会計と管理会計は対照的です。
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