フリーランスの方の確定申告で多い間違いの1つとして「支払調書ベースで売上を計上している」というものがあります。

 

支払調書には、その年に支払った(支払うべき)金額を記載します。

 

支払調書の金額≒現金主義と思ってください。

 

一方、事業所得の売上計上は発生主義で計上します。

詳細は先日の記事をご参照ください。

 

関連記事 : 【確定申告】ここだけは押さえてほしい記帳する際のチェックポイント

 

月末締め翌月末払いのようなケースでは必ずズレが生じます。

 

では、結論としてどうすれば良いのかといいますと

 

・帳簿の売上は発生主義で記帳する。

・源泉所得税は現金主義だと思っていただいて結構です(実際には違いますが難しいので省略)。

・そもそもですが、確定申告書に支払調書の添付義務はありません。

ただし、給与所得の源泉徴収票の添付は義務です(電子申告の場合は省略可能)。

 

税務署の方でもたまに勘違いされている方もいますので、ズレの原因を一言書いてあげると良いでしょう。

変な問い合わせが来ると、精神衛生上よろしくありませんので。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事