安宅和人さんが書かれた本「イシューからはじめよ」を読んだことはあるでしょうか。 仮に読んだことがないのであれば、経営者としてとても深刻な状況です。今すぐこんな記事を読むのを止めて本屋に走ってください。いや、電子書籍を今すぐポチってください。大袈裟に言っているのではなく、それだけの価値がある本です。 とはいえ、本当に...
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カナリシゲキ
福岡の税理士。
得意分野は資金繰り改善、融資の最適化、補助金。持続可能な組織とは何かを伝えていきます。
カナリシゲキの記事一覧
長期借入金で運転資金を借りる 前回まで所要運転資金に対する融資を解説してきました。 手形貸付及び当座貸越は1年以下の期間を対象としていますので、貸借対照表上は短期借入金となります。 今回からは長期の借入について説明していきます。 我々税理士が経営者から受ける融資に関する質問はほとんどが次の2つです。 「うちの会...
所要運転資金は短期借入で賄う②当座貸越を開設する 所要運転資金に対して手形貸付による融資を受け続けることにより、企業は元本を返済する必要がなくなるため、キャッシュフローが改善されます。 しかし、この方法には手続きが煩雑であることと更新の度に印紙のコストがかかってしまうというデメリットがあります。 そこで手形貸付の次...
所要運転資金は短期借入で賄う①手形貸付を利用する 前回は所要運転資金はビジネスを回すうえで常に返ってこないお金であることを説明しました。 これを借入で填補しなければ、多くの場合会社の資金はショートしますので、多くの企業は融資を受けているわけですが、その借り方にはコツがあります。 多くの企業は以下のような条件で所要運...
融資の必要性その3 「所要」運転資金の確保 融資の世界には「所要運転資金」という言葉があります。金融機関では正常運転資金や経常運転資金と呼んだりもします。 聞きなれない言葉だと思いますが、非常に大切な考え方ですのでここでしっかりと覚えて下さい。 所要運転資金とは一言で表すならば、「常に回収されない資金」の事を言い、...
融資の必要性その2 クッション効果 融資を受ける効果の2つ目としてクッション効果というものがあります。 これは、アクシデントによる衝撃を緩和するというこであり、例えば交通事故の際にエアバックが衝撃から身を守る緩衝材となり人命を守っているように、融資はアクシデントが起こった際に倒産から会社を守ってくれるのです。 アク...
事業融資を受けるのは経営の必須事項と心得る まずは経営者として融資を受ける事に対してのマインドセットを整える必要があります。 義務教育においてクレジットカードや消費者金融の危険性を学ぶからかもしれませんが、融資を受けることに抵抗感がある方が一定数おられます。 たしかにクレジットカートのリボ払いや消費者金融を利用する...
はじめに 中小企業の持続可能性を向上させる鍵は、融資の最適化にあり――――。 企業が資金調達を行う際には、借入に代表されるデッドファイナンス(debt finance)だけでなく、第三者割当増資や株式投資型クラウドファンディングなどのエクイティファイナンス(equity finance)も存在し、ベンチャー企業や大企...
2019年12月を目途に、金融庁の検査マニュアルが廃止されることとなりました。 その結果、金融機関の融資の姿勢は変わるのでしょうか? 金融検査マニュアル整備から廃止までの変遷 検査マニュアルは、金融庁の検査官の手引書として位置づけられ、金融機関がマニュアルを参照して自らの方針や内部規定を作成することを期待するという...
税務調査の際、税務署職員は「質問応答記録書」という書類を作成します。 この質問応答記録書ですが、国税庁が内部向けに作成している手引きによると、以下のように記載されています。 「事案によっては、納税義務者等の回答内容そのものが課税要件の充足のための直接証拠となる事案や、直接証拠の収集が困難であるため、納税義務者等の回答...
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