事業融資を受けるのは経営の必須事項と心得る
まずは経営者として融資を受ける事に対してのマインドセットを整える必要があります。
義務教育においてクレジットカードや消費者金融の危険性を学ぶからかもしれませんが、融資を受けることに抵抗感がある方が一定数おられます。
たしかにクレジットカートのリボ払いや消費者金融を利用することは褒められた行為ではありませんが、事業融資を受ける事と混同してはいけません。
借入金は基本的に返済を伴いますので、精神的な痛みを伴うことは否定しません。しかし、その痛みは経営者である限り受け入れる必要があるものであり、この痛みが嫌なのであれば経営者であることは諦めていただいた方が良いでしょう。
理由は後付けで解説していきますが 「経営に融資は必須」と肝に銘じて下さい。
融資の必要性その1 レバレッジ効果
この言葉は様々な業界で使われていますので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
レバレッジ効果とは「テコの原理」のことで、小さい力で大きな効果をもたらすという効果のことをいいます。
ことビジネスの世界では「小さい資金で多くの利益を稼得する」ということになります。
例えば、1000万円の自己資金によって商品を仕入れ、1100万円で販売したとしましょう。
利益は1100万円-1000万円=100万円ということになります。
ここで、自己資金に加えて2000万円の融資を受け、3000万円分の商品をを仕入れて販売したとしましょう。
この場合の利益は、売上3300万円-仕入れ代金3000万円で300万円となります。
同じ自己資金1000万円で始めたビジネスにもかかわらす、後者の場合には利益が3倍になっています。これが、「レバレッジ効果」といわれるものでです。
レバレッジ効果はビジネスを進めるうえで重要な考え方ではありますが、本記事でメインで解説したい内容ではありませんので、この程度の簡単な説明に留めておくこととします。